災害発生前の事前対策に関する表示 (2ページ目)

避難経路の表示や備蓄物資や救護用品、非常用持出袋などの保管場所や内容物が分かりやすく表示されていることが大切です。

災害発生前の事前対策に関する表示のポイント

避難経路の障害の除去

避難をするときには避難経路にあたる通路や扉には大勢の方が一斉に押し寄せることが予想されます。避難する場合に通路が通れない、扉が開かない等では安全に避難することはできません。災害時には荷物などが散乱して避難の障害となります。日頃から通路内や扉の周辺の安全を確保する事が必要になってきます。

出入口・扉の周辺の事前対策

災害時に安全に素早く避難をするためには地味書や工場内の扉や出入口周辺に物を置くことは大変危険です。防火扉の周辺では散乱した荷物のために防火扉が閉められなくなると安全な避難や火災が広がるのを防ぐことが出来なくなります。出入口や扉の周辺では荷物を撤去すると共に再び荷物が置かれないように表示を行うことが必要です。

避難器具の設置場所の表示

避難はしごや救助袋といった避難器具は、普段はあまり目立たない場所に設置され本体に小さく表示された物がほとんどです。また、低い場所に設置された避難器具は散乱した机や荷物の陰にかくれて見えなくなってしまうことも予想されます。避難器具が必要なときこそ緊急時ですので、見やすく分かりやすい表示が必要となってきます。

備蓄物資の保管場所などの表示

普段、防災倉庫、救護用品や非常持出品の保管庫の場所を意識している人は多くはいないでしょう。また、どの保管庫にどのような物が用意されているかまでは防災の担当者以外ではなかなか分かりません。しかし、災害が発生し必要な物を探している時こそ保管庫の中で保管されている物の表示があれば探し回る必要はありません。