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オリジナルテーブルクロスの印刷方法とは?種類・選び方・注意点を解説
- 2025年02月07日(更新日:2025年02月07日)
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オリジナルテーブルクロスを作成する際、どの印刷方法を選ぶかは非常に重要なポイントです。印刷方法によって仕上がりの質やコスト、耐久性が大きく変わるため、用途やデザインに適した方法を選ぶことが求められます。
今回は、オリジナルテーブルクロスの印刷方法について詳しく解説し、それぞれの種類ごとの特徴や選び方のポイント、注意すべき点についてご紹介します。
「自分にぴったりの印刷方法を知りたい!」という方に役立つ情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
オリジナルテーブルクロスとは?
![画像説明](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/original-table-cloth-box-main-image.jpg)
オリジナルテーブルクロスは、ロゴやデザインを印刷して、お店やイベントブースをより魅力的に見せるアイテムです。展示会や企業説明会、学校説明会などのブランドアピールの場から、即売会や物販イベントでの販促まで、さまざまな場面で活躍します。
シンプルなテーブルにサッとかけるだけで、あっという間に華やかな演出ができるのが魅力です。ブランドカラーやロゴを取り入れたデザインなら、一目で印象に残り、来場者にも親しみを感じてもらえます。
特別な準備がいらず、手軽にブースや空間の雰囲気を整えられるので、初めての方でも安心して使える展示会やイベントのマストアイテムです。
オリジナルテーブルクロスの印刷方法と特徴
オリジナルテーブルクロスには、用途やデザインに応じたさまざまな印刷方法があります。ここでは、それぞれの印刷方法の特徴やメリット・デメリットを比較し、最適な選び方を解説します。
印刷方法 | 特徴 | メリット | デメリット | おすすめ用途 |
---|---|---|---|---|
昇華転写印刷 | 転写紙に一度印刷し、熱と圧力を加えて布に転写する方式 | フルカラー対応、細かいデザインも美しく再現可能、耐久性が高い | ポリエステル生地のみ対応、白ベースが必要 | 展示会・イベント・飲食店のテーブルクロス |
ダイレクト昇華印刷 | 生地に直接インクを吹き付ける方式 | フルカラー対応、細かいデザインが再現可能、小ロット生産可能 | 未昇華のインクが水分で流れ、他のものに色移り(移染)する可能性がある | 写真や細かいデザインが必要な場合、小ロット生産向き |
シルクスクリーン印刷 | インクをスクリーンを通して生地に刷り込む方式 | 発色が良く、耐久性が高い、大量生産に向いている | フルカラー不可、細かいデザインが難しい、小ロットには不向き | シンプルなロゴや文字のデザイン、大量生産向き |
サインモールのオリジナルテーブルクロスは、昇華転写プリントにて印刷制作を行っております。
ここからは、それぞれの印刷方法について詳しく説明していきます。各方式の特性や活用ポイントを理解し、目的に合った最適な印刷方法を選びましょう。
昇華転写印刷
転写紙にデザインを印刷
昇華転写印刷では、まず専用の転写紙にインクを吹き付けてデザインを印刷します。この工程では、生地に直接印刷するのではなく、転写用の紙にデザインを印刷します。
![昇華転写印刷 説明画像1](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/tensha1.png)
高温で転写し、生地の繊維を染める
専用の転写機を使用し、転写紙と生地をセットにした状態で、約200度前後の高温を加えます。この熱によって、転写紙上のインクが反応し、生地の繊維を染める仕組みです。(発色)
インクが気化して繊維に浸透し、デザインが生地に転写されます。その際、すべてのインクが生地に染み込むわけではなく、一部のインク成分は転写紙に残ります。
![昇華転写印刷 説明画像2](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/tensha2.png)
転写紙と生地を分離
転写工程が完了したら、転写紙を生地から慎重に剥がします。この際、デザインが生地にしっかりと定着し、印刷が完了します。
![昇華転写印刷 説明画像3](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/tensha3.png)
インク成分の定着と特徴
昇華転写印刷では、反応に利用されなかったインク成分はすべて転写紙側に残るため、印刷後の生地に余分なインクが付着することはありません。そのため、インク流れや色移りのリスクが低く、安定した仕上がりが得られます。
昇華転写印刷は、専用のインクを転写紙に一度印刷し、その後高温と圧力を加えて生地に転写する方式です。この方法の最大の特徴は、インクが気化して布に浸透するため、発色が非常に鮮やかで色ムラが少なく、なめらかな仕上がりになる点です。
また、インクが生地の奥まで浸透することで、プリント部分の質感を損なうことなく、耐久性に優れた仕上がりになります。摩擦にも強く、長期間美しい状態を保つことができます。
適した用途
昇華転写印刷はポリエステル生地と相性が良く、展示会や企業説明会などのブース装飾に最適です。また、飲食店や物販イベントなど、発色の良さを活かし、ブランドカラーを鮮明に表現したい場合にもおすすめです。
サインモールのオリジナルテーブルクロスは、昇華転写プリントにて印刷制作を行っております。
ダイレクト昇華印刷
生地に直接インクを吹き付けて印刷
ダイレクト昇華印刷では、生地の表面に直接インクを吹き付けてデザインを印刷します。インクが生地表面に定着することで、デザインを表現します。
![ダイレクト昇華印刷 画像説明1](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/direct1.png)
高温で発色し、繊維を染める
その後、約200度前後の高温を加えることで、インクが反応し、生地の繊維を染める工程が行われます。この際、一部のインク成分は染色に利用されず、生地の表面に残ることがあります。
![ダイレクト昇華印刷 説明画像2](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/direct2.png)
残ったインク成分の影響
生地表面に残ったインク成分は、繊維と完全に結びついていないため、水に触れることで生地表面から離れ、水を染めたりする現象が発生する場合があります。
ダイレクト昇華印刷は、転写紙を使用せず、生地の表面に直接インクを吹き付けてデザインを印刷する方法です。印刷後に高温を加えることで、インクが気化し、生地の繊維を染める仕組みになっています。
生地に直接インクを噴射するため、転写工程が不要になり、比較的シンプルな印刷プロセスで仕上げることができます。
適した用途
転写紙を使わないため、比較的シンプルな工程で印刷できるのが特徴です。小ロットでの生産にも対応しやすく、短期間の使用を目的とした布アイテムなどに適しています。
シルクスクリーン印刷
シルクスクリーン印刷は、スクリーン(版)を使ってインクを生地に直接刷り込む方式です。インクの密度が高いため発色が鮮やかで、しっかりとした仕上がりになります。特に単色のデザインや文字をくっきりと見せたい場合に適しています。
ただし、1色ごとに版を作る必要があるため、グラデーションや複雑なデザインの再現は難しく、色数が増えるとコストが高くなる点には注意が必要です。
適した用途
シンプルなロゴやテキストを大きくプリントしたい場合に最適です。大量生産向きの印刷方法であり、同じデザインを複数枚作成する際のコストパフォーマンスが高くなります。企業や団体の統一デザインを印刷する際にもよく使われます。
それぞれの印刷方法に特長があり、使用するシーンや目的に応じて選ぶことが大切です。特に耐久性や発色の良さを重視する場合は昇華転写印刷が、コストを抑えた大量生産にはシルクスクリーン印刷が向いています。
オリジナルテーブルクロスの印刷で注意する点
小さすぎる文字は読みにくい
![文字一覧写真](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/image3.jpg)
文字が小さすぎると遠くからの視認性が悪くなり、伝えたい情報が十分に伝わりません。特に展示会やイベントでは、来場者が離れた場所からでもはっきりと読めるようにすることが重要です。最低でも4~5mm(12~15pt・ポイント)以上の文字サイズを推奨し、目立たせたい情報はさらに大きめのフォントを使用することで、効果的にアピールできます。
吾輩の「輩」の字の「車」は、15pt(約5mm)でも潰れてしまいます。
商標のトレードマークは、最低でも10mm以上のサイズを確保することをおすすめします。これより小さいと、印刷時に潰れて判読しづらくなる可能性があります。視認性を保つために、適切な大きさで配置しましょう。
![画像説明](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/trademark.png)
細すぎる線はかすれる可能性がある
![線幅一覧写真](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/image1.jpg)
細すぎる線は、どの印刷方式でもインクの定着が難しく、かすれたり途切れたりすることがあります。写真では、0.1ptでもきれいに出ているように見えますが、少し離れてみるとかすれた弱々しい印象になってしまいます。
そのため、細線を使用する際は、最低でも0.35mm(1pt)以上の太さを確保するのがおすすめです。また、背景色の上に白色の線を引く場合は、0.7mm(2pt)以上の太さがおすすめとなります。
薄すぎる色はインクが乗りづらく見えにくい
![パステルカラーのテーブルクロスのカラーチャート](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/image4.jpg)
![グレー色のテーブルクロスのカラーチャート](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/image2.jpg)
淡い色を使用すると、背景色とのコントラストが不足し、デザインが目立たなくなることがあります。特に薄いパステルカラーや淡いグレーは、照明の影響で見えづらくなることもあるため、適切な配色を心がけましょう。
デザインを際立たせるためには、CMYKのかけ合わせの数値が15%以上になるように設定してください。また、重要な要素(ロゴや文字など)は、はっきりとした色を選ぶことで視認性を向上させられます。
QRコードが小さすぎると滲んで読み取れない
![QRコード画像](https://www.signmall.jp/images/blog/tablecloth-printing-guide/qrcode.png)
QRコードは、データを格納するために 細かいマス目(セル) のパターンを使って情報を表現しています。文字数が増えるほど、その情報を正確に埋め込むために セルの数が増え、コードの模様がより細かく複雑に なります。
QRコードの推奨サイズ一覧
QRコードは、文字数が増えるほど構造が複雑になり、適切なサイズで印刷しないと読み取りにくくなります。以下の表を参考に、最適なQRコードサイズを選びましょう。
QRコードサイズ | 40文字 | 100文字 | 130文字 | 190文字 | 220文字 | 250文字 | 270文字 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10mm角 | × | × | × | × | × | × | × |
15mm角 | × | × | × | × | × | × | × |
20mm角 | × | × | × | × | × | × | × |
25mm角 | × | × | × | × | × | × | × |
30mm角 | × | × | × | × | × | × | × |
35mm角 | × | × | × | × | × | × | × |
40mm角 | ▲ | × | × | × | × | × | × |
45mm角 | ○ | ▲ | × | × | × | × | × |
50mm角 | ○ | ○ | ▲ | × | × | × | × |
55mm角 | ○ | ○ | ○ | ▲ | × | × | × |
60mm角 | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ | × | × |
65mm角 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ | × |
70mm角 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ |
75mm角 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
80mm角 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
85mm角 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
90mm角 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
○:読み取り可能
▲:ぎりぎり読み取れるが保証できない
×:読み取り不可
QRコードの文字数が増えると、コードの構造が複雑になり、より大きなサイズが必要になります。特に長いURLや情報を含む場合は、75mm角以上を推奨します。
また、QRコードの背景はシンプルな色を選び、余白を十分に確保することで、読み取り精度が向上します。印刷前に試しに読み取れるかテストしておくと安心です。
QRコードリーダーのアプリやスマホの機種によっても、読み込めるサイズが異なります。できるだけ大きめに印刷することで、確実に読み取りやすくなります。
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