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分かりやすい看板のレイアウトとは?デザインの基本と実践的なヒント
- 2025年01月23日(更新日:2025年01月23日)
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看板は、店舗やサービスの「第一印象」を左右する、とても大切な存在です。その魅力や個性をお客様に伝える「窓口」のような役割を果たしています。中でもレイアウトは、看板デザインの「見やすさ」や「伝わりやすさ」を決めるカギとなる部分です。情報を整理してスッキリと伝えることで、お客様に魅力をしっかりと届けることができます。
看板をデザインする際に、「どこに何を配置するか」というレイアウトの工夫次第で、看板の印象や効果は大きく変わります。この記事では、看板レイアウトの基本知識から、実際のデザインで意識したいポイント、さらに実践的なレイアウト例まで、しっかりとお伝えします。
そもそもレイアウトとは?
「レイアウト」とは、英語の"layout"が語源で、「配置する」「設計する」という意味を持つ言葉です。印刷物や出版業界、建築業界などでよく使われ、文字や画像などの要素を効果的に配置することで、情報を伝える手法として発展してきました。
- 基本的な意味
- 要素をどのように配置するかを指し、見やすさや理解のしやすさを重視する考え方。
- 広がる用途
- 現代では、ウェブデザイン、建築、インテリアデザインなど、多岐にわたる分野で使われています。
- 看板におけるレイアウトの意義
- 特に看板では、視認性や情報伝達力を左右する重要な要素として位置づけられています。
看板レイアウトを考える時の基本ルール
看板は、単なる情報伝達の手段ではなく、お客様との最初の接点でもあります。そのため、適切なレイアウトを考えることが、お店やサービスの魅力を効果的に伝えるカギとなります。
看板の基本レイアウト
- 上段はアイキャッチ
- 縦長の看板は上から読まれるので、まずは店舗名をしっかりPR!合わせて、アイキャッチ画像やキャッチコピーで注目を集めます。
- 中段でサービスやメニューの紹介
- アイキャッチしたお客様にさらなる情報を知ってもらうために店舗のメニューやサービス、強みなどを紹介します。
- 下段は、具体的なアクションを促す
- 最後に営業時間や電話番号、矢印や階数案内など、来店につながるアクションを起こしてもらうための情報を記載します。
優先順位を考慮した情報配置の基本
看板には、お客様に伝えたい情報がたくさんあると思います。でも、そこはグッと堪えて、情報に優先順位をつけることが大切です。発信する情報に強弱をつけることで、それぞれの情報がしっかりと引き立ち、お客様に伝わりやすくなります。
- メインメッセージを最上位に配置
- 看板を目にした瞬間に、お客様が必要な情報を素早くキャッチできるよう、メインのメッセージを最も目立つ位置に配置しましょう。例えば、店舗の名前や「本日限定セール」といった注目度の高い情報を中心に配置するのがおすすめです。
- 補足情報は見やすく整理
- 営業時間や連絡先、詳細な説明などの補足情報は、目立ちすぎず、それでいてすぐに見つかる場所に配置しましょう。シンプルに整理された情報は、視認性を高め、全体のデザインを引き締めてくれます。
視線を誘導するための効果的な配置テクニック
看板をデザインする際には、お客様の視線の流れを意識することがとても大切です。自然な視線の流れがあるデザインは、情報をスムーズに届ける力を持っています。
- 視線の流れを自然に誘導する
- 人の目は、上から下、左から右へと自然に動く傾向があります。この流れを意識して情報を配置すると、より見やすいデザインになります。
- 特に、Zの形を描くように視線が動く「Z読み」のパターンはとても効果的です。人の目は、まず看板の左上に注目し、次に右上へ移動した後、左下に降り、最後に右下へと進む傾向があります。この自然な動きを活かして、重要な情報を左上や中央に配置することで、視認性がぐんと向上します。
- 矢印やガイドラインを活用
- 矢印やラインなどの視覚的なガイドを取り入れると、お客様の視線を意図した方向に誘導することができます。例えば、「こちらへ」や「SALE」といったメッセージを矢印と組み合わせれば、注目度がさらに高まります。特に、2階以上の店舗への誘導や受付案内などには効果的です。階段のイラストを添えることで視覚的に道筋を示すと、お客様が迷わず目的地にたどり着けます。このようなデザインは、店舗の印象を良くし、顧客体験を向上させる重要なポイントです。
情報の優先順位を整理し、視線の流れを意識したレイアウトを心がけることで、看板の効果を最大限に引き出すことができます。看板はただの案内ツールではなく、店舗やサービスの魅力をお客様に伝える大切な役割を果たします。ぜひ、これらの基本ルールを活かして、より魅力的な看板デザインを目指してみてください。
看板レイアウトの種類とその特徴
看板デザインに役立つさまざまなレイアウトをご紹介します。それぞれのレイアウトには独自の特徴があり、お店やサービスの魅力を伝えるために活躍します。用途や目的に合わせて選ぶことで、より効果的なデザインが実現します。
グリッドレイアウト
整然と並べることで、伝わる情報の美学。
グリッドレイアウトは、情報を縦横の格子状に整然と配置するデザイン手法です。情報量が多くても混乱を防ぎ、視覚的なバランスを保ちながら効果的に情報を伝えることができます。
特に、整った配置が見やすさと理解しやすさを両立させるため、メニューが多い店舗や業務内容を一覧で表示させたい場合に活用されます。情報を簡潔にまとめたいときに最適です。
- 特徴
- 情報を均等に配置することで、視認性が高く、どんな内容でも見やすいデザインが可能です。
- 活用例
- 飲食店のメニュー看板や、プランやサービスラインナップの案内看板に。
シンメトリー
左右対称のデザインが生む安定感と信頼感。
シンメトリーは、左右対称のデザインで安定感や信頼感を演出します。整然とした印象を与え、フォーマルでプロフェッショナルな雰囲気を持つデザインに向いています。
高級感を求める業種や、公的機関の看板で採用されることが多く、信頼性を重視するデザインに最適です。均等な配置が、顧客に安心感を与える重要な役割を果たします。
- 特徴
- 左右のバランスが視覚的な調和を生み、安定感や信頼感を高めるデザインが可能です。
- 活用例
- 高級ブランドの店舗看板や美容室のメニュー看板、法律事務所の案内看板など。
アシンメトリー
動きと個性を引き出す、非対称の美しさ。
アシンメトリーは、左右非対称のデザインで個性や動きのある印象を与えるレイアウトです。不安定さの中に絶妙なバランスを見出すことで、目に留まりやすいデザインを生み出します。
視覚的なインパクトを重視し、顧客の目を引く効果を高めたい場合に最適です。非対称の配置が独特の魅力を生み出します。
- 特徴
- 動きや変化を感じさせ、目に止まりやすいデザインを実現します。
- 活用例
- アパレルショップなどの若者向けの店舗の看板やギャラリーやデザイン事務所などのクリエイティブな業種の看板にも。
ダイナミックレイアウト
動きとエネルギーを伝える大胆なデザイン。
ダイナミックレイアウトは、斜めや非対称の要素を活用し、動きやエネルギーを感じさせるインパクトのあるデザインです。このレイアウトは、視覚的に強い刺激を与え、アイキャッチ効果を最大限に高めたデザインの形と言えます。
非対称な配置や斜めのラインを大胆に取り入れることで、他にはない個性的なデザインを作り出します。目を引くだけでなく、記憶に残るビジュアルを提供することができます。
- 特徴
- インパクトが強く、視覚的に動きのあるデザインを実現します。エネルギッシュで斬新な印象を与えることが可能です。
- 活用例
- スポーツジムやビューティーサロンなどビジュアル要素が強く求められるシーンに。
看板デザインのアプローチとおすすめのポイント
看板デザインにも利用できるレイアウトをご紹介いたしました。
どのレイアウトがマッチするのか迷ったときには、以下のポイントを参考にしてみてください:
- 整然と見せたい場合
- 「グリッドレイアウト」や「シンメトリー」を活用すると、情報を分かりやすく整理できます。「シンメトリー」は特にバランスが取りやすく、レイアウトがまとまりやすいので、チャレンジしやすい点が魅力です。
- 動きや個性を演出したい場合
- 「ダイナミックレイアウト」や「アシンメトリー」を検討してみましょう。視線を引き付けるインパクトのあるデザインが実現します。
特に初めて看板をデザインする場合は、シンプルで扱いやすいレイアウトから始めるのがおすすめです。「シンメトリー」は初心者の方でも取り組みやすく、お店の印象を整えやすい選択肢です。
街中を歩きながら、実際にどのようなレイアウトが看板に採用されているのかを観察してみるのも、新しい発見のヒントになるかもしれませんね。そんな発見を通じて、自分のお店に合うデザインを少しずつ見つけてみてください。
レイアウトに正解や不正解はありません。何よりも大切なのは、デザインを楽しむ気持ちです。楽しむつもりで取り組めば、お店の魅力を最大限に引き出す看板がきっと生まれるはずです。このプロセスを、ぜひ楽しんでください!
まとめ
分かりやすい看板のレイアウトが集客を実現させる
看板のデザインにおいて、レイアウトの選び方はとても重要です。本記事では、レイアウトを考える基本ルールとして「優先順位をつけた情報配置」と「視線誘導のテクニック」をご紹介しました。これらを意識することで、情報がスムーズに伝わりやすくなります。
また、グリッドレイアウトやシンメトリー、アシンメトリーなど、多種多様なレイアウトの種類とその特徴についても解説しました。それぞれのレイアウトが持つ独自の魅力を活かすことで、お店やサービスの個性を際立たせることができます。これらを参考に、目的に合ったデザインを考えてみてください。
サインモールで理想の看板を
サインモールでは、豊富な経験を持つプロフェッショナルが、初心者の方でも安心してご依頼いただけるサポート体制を提供しています。お店の雰囲気や目的に合わせたデザインをご提案し、理想の看板作りをお手伝いします。
また、サインモールの「看板デザイン集」では、さまざまなレイアウトのアイデアや具体例をご覧いただけます。ぜひ一度チェックしてみてください。きっと新しい発見があるはずです!
サインモールは応援しています!
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