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ポスターグリップの屋外用と防水パックシート仕様(防水仕様)の違いとは
- 2015年05月29日 更新
- ポスターフレーム
今回は、ポスターフレームカテゴリでお客様からよくお問い合わせいただきます、ポスターグリップの屋外用と防水パックシート仕様の違いについてご案内させていただきます。
ポスターグリップの屋外用途の製品には、「屋外用」と「防水パックシート仕様」の2つの種類があります。
違いは、
- 屋外用
- お客様にて防水加工/ラミネート加工(両面パウチは不可)していただくタイプです。
- 防水パックシート仕様
- 付属のシート状の袋にポスターを入れるタイプで、ラミネート加工が不要になります。
詳しくは、以下でご案内いたします。
ポスターグリップの屋外用とは
ポスターグリップの屋外用は、お客様がポスターに防水加工をしていただくことを前提としたフレームになります。具体的には、ポスターにラミネート加工が一般的です。
ラミネート加工とは
ラミネート加工とは、ポスターの表面(もしくは両面)に透明のフィルムを圧着させる加工のことで、ポスターが雨に濡れたり、フレーム内にこもった水蒸気や水滴からポスターを保護します。また、ポスターが傷ついたり、ラミネートフィルムよっては太陽光による色あせ防止にも効果があります。
ラミネートには、「両面ラミネート(ホットラミネート)」と「片面(コールドラミネート)」の2種類があります。
両面ラミネートは、フィルムでポスターをサンドイッチして、熱圧着(=ホット)するので、両面にラミネート加工されます。ポスターの周りにフィルムのふち(枠)ができるのが特徴です。
一方、片面ラミネートは、粘着性のフィルムで表面のみを熱を加えずに圧着(=コールド)していくので、片面のみがラミネート加工されます。片面しかラミネートしないので、ポスターの周りにラミネートのふちは出ません。
ご注意ください。
ポスターグリップ屋外用のラミネート加工は「片面ラミネート(表面)」してください。
両面ラミネート(ホットラミネート)の場合、ポスターの周りにふちができてしまうので、規格のサイズより大きくなってしまい、ポスターをフレームに収めることができません。
また、片面ラミネートの場合、裏面はラミネートされませんので、一般的な紙の場合、裏面が水に濡れてふやけてしまいますので、屋外ポスターフレームで使用する紙は、ユポ紙などの水に強い合成紙をお選びいただきますようお願いいたします。
上記の通り、ポスターグリップの「屋外用」をご希望のお客様はお客様自身でポスターに(片面)ラミネート加工をすることが前提になります。
(ラミネート加工は必須ですが、ポスターの前面にセットする透明保護板は標準で付いてきます)
防水パックシート仕様とは
防水パックシート仕様のポスターグリップは、ポスターフレーム本体と合わせて「防水パックシート」と呼ばれるポスターを入れるための袋状のシートが付属されたタイプのポスターグリップです。
この防水パックシートがラミネート加工の代わりをするのでお客様にてポスターにラミネート加工をしていただく必要がありません。
ラミネート加工するのがめんどくさい、特に頻繁にポスターを差し替える場合などにその都度ラミネート加工をするのは大変というお客様には防水パックシート仕様をオススメいたします。
ご注意ください。
パックシートによって雨の侵入は防げますが、湿気や結露は発生するので、屋外用と同様にユポ紙などの水に強い合成紙をオススメいたします。
以上が「屋外用」と「防水パックシート仕様」の違いになります。
目次
注意点
屋外用のポスターグリップと、防水パックシート仕様では、フレームのサイズが異なります。防水パックシート仕様の方がフレーム本体のサイズが、パックシートのサイズ分だけ(天地左右に10mmずつ)大きくなります。
ですので、通常の屋外用ポスターグリップをご購入後、ラミネート加工が手間になってしまって、防水パックシートのみをご購入されても通常の屋外用のポスターグリップには入りませんのでご注意ください。
また、通常の屋外用と防水パックシート仕様のフレームを並べて使用しようとすると寸法が異なりますので、注意が必要です。
通常の屋外用か、防水パックシート仕様かを予めご決定の上、ご希望のタイプをお選びいただきますようお願いいたします。また、複数枚を並べて使用する際もどちらか1種類に統一してお選びいただくことをオススメいたします。
まとめ
- 外で使えるポスターグリップには、「屋外用」と「防水パックシート仕様」がある。
- 「屋外用」はお客様にてラミネート加工(防水加工)が必要になる。
- ラミネート加工は、片面ラミネートにする。用紙はユポ紙などの合成紙がオススメ。
- 防水パックシート仕様は、専用の袋が付属されるので、ラミネート加工が不要。でも、ユポ紙などの合成紙がオススメ。
- 屋外用と防水パックシート仕様ではフレームの寸法が異なる。
ポスターグリップの屋外用は定番のPG-32Rを始め、様々なデザイン・サイズ・カラーラインナップをご用意しております。
ポスターグリップ選びの参考にしていただければ幸いです。
ポスターグリップとは
ポスターグリップ(Poster Grip)は、アメリカのMDI(Marketing Displays International)社が開発したポスターフレームで、日本国内ではシンエイ株式会社がライセンスを受けて、日本国内で製造しているアメリカ発MADE IN JAPANの国産ポスターフレームです。
特徴は何と言ってもフレーム4辺が開き、前面からポスターの入れ替えができる前面開閉式(4辺開閉式/フロントオープンパネル)という点です。
ポスターグリップは、鉄道各社の交通機関を始め、公共機関から店舗まで広く使わる前面開閉式の先駆けと言える定番のポスターフレームです。
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