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のぼり旗を目立たせる色って?配色で効果を高めるオリジナルのぼり旗の作り方
- 2015年06月23日 更新
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オリジナルのぼり旗を作る場合、どのようなデザインにするか頭を悩めますよね。
世界に1枚のオリジナルのぼり旗を作成しても目立たない、気づいてもらえないとなるとせっかくののぼり旗も効果が半減してしまいます。
のぼり旗の場合、縦長の形なのでレイアウトはある程度決まってくるので、悩ましいのは「色の使い方」ではないでしょうか。
同じ文言ののぼり旗でも選ぶ色によっては目立つ度合いも異なり、全く違った印象になってしまいます。
これまでに、のぼり旗のデザインによる見せ方や、訴求内容を分かりやすくする1のぼり旗1デザインの法則などのぼり旗で集客アップするための効果的な立て方・見せ方を取り上げてきましたが、今回は「目立つのぼり旗を作るための色」というテーマで、どんなのぼり旗が目立つのか、目立つ色について注目していきます。
ポイントは誘目性と視認性
そののぼり旗が目立つということは、誘目性が高く、視認性が高いということです。
誘目性
誘目性とは、意識していない状態でも自然に目に飛び込んで来やすい、人の注意を引く度合いのことを指します。
一般的には、赤やオレンジ、黄色などの暖色系が誘目性が高く、人の注意を引きやすい色とされています。安全標識でも、禁止は赤、注意は黄色など、危険への注意喚起には誘目性の高い、暖色系の色が使われています。
街中でも信号機の赤や工事現場のトラテープ(黄色と黒のストライプ柄)、作業用のオレンジ色のベストなど人の注意を引く必要がある場所では明度の高い暖色系の色が使われています。
視認性
視認性は読んで字のごとく、目で見たときの認識のしやすさの度合いを表したものです。色の視認性は1色で決まるものではなく、「背景色との明るさの違い」によって異なってきます。同じ黄色でも背景が黒の場合は視認性が高まり、背景が白の場合は視認性は下がります。(明度対比)
誘目性を上げて「のぼり旗がある」というのぼり旗のアイキャッチ効果を高めて、「内容が読みやすい・分かりやすい」という視認性を高めることで目立つのぼり旗を作ることができます。
とはいえ、
みんなが赤や黄色の標識や工事看板みたいなのぼり旗を作るわけにはいきませんので、様々な色を組み合わせながら、誘目性が高く視認性のある目立つ配色を考えていきます。
色の三大要素を応用して目立つのぼり旗を作る
色には色相、明度、彩度の3つの要素があります。
無地のぼり旗でない限り、必ず2色以上の色が使われます。(背景が白の場合は印刷はしませんが、白という1色があるということで。)
余談ですが、この無地のぼり旗も結構売れています。用途はレクレーションやイベント時、または工場などの避難誘導時の集合場所の目印などに使われています。
販促用ののぼり旗は2色以上の色が使われますので、色の各要素に差を持たせることで 効果的に目立つ配色や、キレイな見栄え、ハッキリとした表示にすることが できます。
色相(補色)に差を付ける
色相は赤や青、黄色と言った色合いを表す言葉です。それぞれの色には近似色や補色など自分に関連する色が存在します。その色の関係性を図にしたものが色相環と呼ばれるカラーチャートです。色相とは色相環における「色の場所」ということもできます。
色相に変化を持たせるのぼり旗
色相は暖かそう、冷たそうと言った色の「寒暖感」を表現することができます。
同じ内容ののぼり旗でも色相を変えることで全く雰囲気の違うのぼり旗を作ることができます。
補色を応用したのぼり旗
色相環における反対側にある色を「補色(反対色)」と呼びます。自分とは対極にある色で、この「相反しない」反対の色を取り入れると目立った(奇抜な・目を引く)デザインを作ることができます。
明度に差を付ける
明度とは明るさの度合いを指します。色は明るくなるほど白に近づき、暗くなるほど黒に近づきます。のぼり旗の場合、文字色と背景色の明るさの差を大きくすれば明暗がはっきりとして目立たせることができます。
また、色の明るさは「重量感」を表現することができます。明るさの異なる2色を使用する場合にどちらを文字色・背景色にするかで同じ2色でも見た目の重量感の印象を変えることができます。
明度差を活用したのぼり旗の一例
彩度に変化を持たせるのぼり旗
彩度とは色の鮮やかさの度合いを指します。彩度が高いほど色は鮮やかで強く生き生きとした色になり、彩度が下がると、色味は鮮やかさを失いくすんだ弱い色になりモノトーン(白黒グレー)の無彩色になっていきます。
彩度は「派手さ・地味さ」を表現することができます。
文字色と背景色の鮮やかさに差を持たせることで派手な印象や地味な印象(地味というと響きが悪いですが、穏やかで上品な落ち着いた印象)ののぼり旗を作ることができます。
彩度(と明度)を調整したのぼり旗の一例
いかがでしたでしょうか。
一言に目立つ色といっても背景色と文字色があるのぼり旗の場合、配色によって見え方が変わってくることがわかりました。普段何気なく見ているのぼり旗も使う色などを考慮して視認性・誘目性を高めるような工夫がなされています。
どんな色を使ったら良いのか迷ってしまったら、既製品のデザインのぼり旗のページを見るのもオススメです。プロのデザイナーが作成した既製品ののぼり旗はそのまま購入もできますが、ご自身でのぼり旗を作る際の色のお手本にもなります。
サインモールではオリジナルのぼり旗のデザイン制作もお受けしております。「やっぱりプロに頼みたい」というお客様、お気軽にご相談ください。世界にひとつのオリジナルのぼり旗制作を一生懸命サポートさせていただきます。
店頭を彩るのぼり旗はお店の元気印です。わかりやすく目立つのぼり旗でお客様を呼び込みましょう。
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