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平体と長体で変わる!看板文字デザインの基本テクニック
- 2025年01月30日(更新日:2025年02月03日)
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看板デザインにおいて、文字の形状はとても重要な要素です。 特に「平体」と「長体」は、看板全体の印象や視認性を大きく左右します。
この記事では、平体と長体の基本的な特徴から、 効果的な使い方、そしてイラストレーターを活用した具体的な設定手順までをわかりやすくご紹介します。 看板制作に挑戦したい方や、デザインのクオリティを向上させたい方に役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
平体と長体とは?
平体とは?
平体(へいたい・ひらたい)は、文字の横幅をそのままに天地を縮小した形状のことを指します。
この形状では、文字が平たくなり、上下に広がるスペースが少ない場面で特に効果を発揮します。
例えば、上下のスペースが限られているデザインや、 縦に文字数が多いレイアウトに適しています。
長体とは?
長体(ちょうたい)は、文字の縦幅をそのままに横幅を縮小した形状のことを指します。
この形状では、文字がスリムに見え、横方向のスペースを節約できます。
例えば、横幅が限られている看板や、長い屋号や社名を横書き一行で配置したい場合に便利です。
また、縦長の文字は視覚的に目を引きやすく、インパクトを与えるデザインに適しています。
平体と長体は、それぞれ異なるデザイン効果を持っています。看板の目的やスペースに応じて使い分けることで、より効果的なデザインを実現することができます。
平体と長体を使った看板デザイン例
平体や長体は、看板デザインの印象を大きく左右する重要な要素です。ただし、どのように使うかによって、見やすさや伝わりやすさが大きく変わってきます。適切に活用すれば、限られたスペースを有効に使いながら、視認性の高い看板を作ることができます。
ここでは、実際の看板デザインにおいて、平体と長体がどのように活用されるのか、具体的な例を交えてご紹介します。それぞれのメリットと注意点を押さえながら、最適なデザインを考えてみましょう。
平体を使った看板デザイン例
平体デザインのポイント
平体は横方向に広がりを持たせた形状が特徴で、横長の看板や広いスペースを活かしたデザインに最適です。例えば、メッセージを目立たせたい場合や、遠くからの視認性を高めたいシーンで効果を発揮します。
平体デザインの注意点
平体を使う際は、文字の横幅が広がりすぎることで読みづらくならないように注意が必要です。背景や他のデザイン要素とのバランスを考慮し、文字間隔を調整することで全体の統一感を保つことが重要です。
長体を使った看板デザイン例
長体デザインのポイント
長体は縦方向にスリムな形状が特徴で、縦長の看板や狭い横幅のスペースを活かしたデザインに適しています。例えば、店舗名やキャッチコピーを強調したい場合に効果的です。縦長の文字は視覚的なインパクトを与え、見る人の注意を引きつけやすくなります。
長体デザインの注意点
長体を使いすぎると、文字が圧迫感を与えたり、見づらくなる場合があります。そのため、適度な縦横比を保ちつつ、背景とのコントラストや配置を工夫することが大切です。
イラストレーターで平体・長体をかける方法
平体を設定する方法
文字ツールを使用して、平体をかけたい文字を入力します。次に、「ウィンドウ」メニューから「文字」を選択し、文字パネルを開きます。文字パネル内の「垂直比率」の項目で数値を調整し、通常は90~70%程度が適した値となります。
仕上げとして、文字の間隔や配置を微調整し、デザイン全体のバランスを整えます。特に、背景や周囲の要素との調和を意識することで、見やすく統一感のあるデザインになります。
長体を設定する方法
文字ツールを使って、長体をかけたい文字を入力します。次に、「ウィンドウ」メニューから「文字」を選択し、文字パネルを開きます。垂直比率ではなく「水平比率」を調整し、90%〜70%程度に設定すると、縦長の形状が得られます。
他のデザイン要素とバランスを取りながら、文字の位置やサイズを調整することで、視認性を向上させることができます。特に、縦長のスペースを有効に活用したい場合に効果的です。
アウトライン化の注意点
アウトライン化を行うと、文字がパスに変換されるため、テキストとしての編集ができなくなります。これには、平体や長体の比率調整も含まれるため、一度アウトライン化すると「水平比率」や「垂直比率」を変更することができません。
そのため、事前に調整を十分に行い、必要があれば編集可能なコピーを別途保存しておくことが重要です。また、アウトライン化後のデザイン調整には、拡大・縮小の比率を慎重に考えることが求められます。
平体・長体の変形率は±30%程度まで!極端な変形は視認性を損なう可能性も。
バランスを崩すと読みづらくなることも
平体や長体をうまく使うと、看板の印象をぐっと変えられます。でも、極端に変形させると視認性が落ちてしまうことも。横に広げすぎると文字が潰れて見えたり、縦に伸ばしすぎると細すぎて読みにくくなったりします。
書体によっても見え方が変わる
同じ変形率でも、書体によって見え方が違います。
※サンプル画像は長体65%
- ゴシック体
- 視認性が高めで、変形にも比較的強い。ただし、長体をかけすぎると圧迫感が出ることも。
- 明朝体
- 線が細いため、長体にしすぎると読みづらくなる可能性がある。
- 丸ゴシック
- 柔らかい雰囲気が特徴で、極端な変形を避ければバランスを保ちやすい。
バランスの取れたデザインを心がけよう
看板の目的や設置場所、見る人のことを考えながら、適切な文字の比率を選ぶことが大切です。極端な平体・長体をかけるのではなく、全体のバランスを見ながら調整することで、見やすく、伝わりやすい看板デザインを作ることができます。
まとめ
平体と長体は、看板デザインの印象や視認性を大きく左右する重要な要素です。それぞれの特徴を理解し、適切に使い分けることで、より効果的な看板デザインを実現できます。
また、イラストレーターを使った平体・長体の設定方法や、アウトライン化の注意点を知ることで、より実用的なデザインが可能になります。看板デザインのクオリティ向上に、ぜひ活用してみてください。
サインモールのご紹介
サインモールでは、看板デザインに役立つテンプレートやカスタマイズサービスを豊富にご用意しています。初めての方でも安心して利用できるよう、サポート体制もしっかり整えています。
「こんな看板を作りたい!」というアイデアがあれば、ぜひご相談ください。一緒に理想の看板を作り上げるお手伝いをさせていただきます。
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